気になるご質問回答コーナー🌟22 シミ・肝斑治療
e-max後、肝斑が濃くなりました…
先日そばかすと肝斑に対してe-maxという機械でフォトフェイシャル をしてもらいました。
医師の話では肝斑は濃くなる可能性があると言われました。
肝斑を抑制するため、トランサミン(トラネキサム酸)、シナール(ビタミンC)、ユベラ(ビタミンE)を内服する必要があると説明を受けました。
e-max後、ソバカスには反応がなく、肝斑だけが濃くなってしまい、とても後悔しています。
内服治療だけで、濃くなった肝斑がよくなるのでしょうか。
それとも他に治療したほうがよいでしょうか?
愛知県在住 30代 女性
肝斑とそばかすでお悩みなのですね。
肝斑のある場合は、トーニング治療以外のレーザー治療は避けたほうが良いです。
その前に肝斑についてご説明したいと思います。
肝斑はメラニンを生み出す皮膚の奥にあるメラノサイトというところが炎症を起こして活性化している状態です。
ですので、メラノサイトに刺激を与えてしまうような強いレーザー治療をすると肝斑が濃くなってしまうことがありますので、お勧めできません。
図:シミ・肝斑のメカニズム
メラノサイトの炎症の原因には、皮膚をこすること、皮膚の乾燥、紫外線、ホルモンバランスの乱れ、タバコ、甘いものや小麦製品などなど…
これらの原因をまずなるべく少なくすることが肝斑の改善には必要なんです。
その上で、肝斑の治療でお勧めの選択肢は…
1. 高濃度ビタミンA・Cのイオン導入
2. ビタミンC、トラネキサム酸の内服
3. 高濃度ビタミンC点滴
4. レーザートーニング
5. ハイドロキノン、トレチノインの外用薬の使用
これらの治療で、内側と外側の両方から治療していく必要があるんですね。
これらを最低でも半年、長い人で1〜2年かかるのが肝斑というものなんです。
ですので、面倒ではありますが、地道な治療が必要となってきます。
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